【人のこころを耕すお話】

9月21日金曜日の午後も【人のこころを耕すお話】でほっこり♪してくださいね♪金井さんもお友達申請は嬉しいとの事なのでよろしかったらリクエストを送ってくださいね♪。。。
【人のこころを耕すお話】

陽のあたらない場所でこそ
一生懸命もくもくと努力していると、自分自身が輝き、
いつしか、人が集まってくるものである

今日のお話が
何かのお役に立てたら
最幸です

『控えの選手に声をかける』

数学の秋山仁(あきやまじん)教授の心に響く言葉より…


ある宴の席で、
かつて全日本男子バレーボールチームの監督を務めた
スポーツ指導の斉藤勝先生と一緒になった

そこでうかがったのだが、良いチームをつくるポイントは、
主力選手よりも控えの選手たちに、
より多く目をかけ、声をかけることなのだという

レギュラーになれない選手の努力や頑張りこそが、
主力選手にも刺激となり、チーム全体を活性化するのだと。
逆に控えの選手数人の心が離反してしまえば、そのチームは強くなれない、
というお話だった。

話はそれるが、どこの大学でも、
たいてい校舎の清掃を業者に依頼する
斉藤先生の大学も例に漏れず、掃除は業者派遣のパートの人の仕事だ

そのパートの人たちの中に、
寒い日でも冷えきった床にかがんで
タイル全部がきれいになるまで黙々と一枚一枚を磨き、

雨の日にはドロドロに踏み荒らされた階段や傾斜を、
滑ってけが人が出ないように、自分が汚れるのもお構いなしに
雑巾で丹念に拭っている一人の婦人がいらっしゃるのだそうだ

校舎のトイレの小窓には、
空き瓶がきれいな和紙で包まれて花瓶に仕立てられ、
道端に咲く小さな草花が挿されて風にそよいでいる

それも、その婦人がやっている
学生たちが平気でゴミをポイ捨てしていく大学の校舎の清掃は、
目立たないがとてもたいへんな仕事だ

通り一遍にやろうと、ていねいにやろうと、
だれかが見てくれるというわけでもないし、
給料が変わるわけでもない

斉藤先生は、
スポーツの道を志して自分のもとに集まってくる若い選手には、
その婦人の話をするのだそうだ

他人に評価されるためなどという小さな心は捨てて、
自分自身と自分のやろうとしている行為に誇りを持ち、
常に自分のベストを尽くすことの貴さを話している、
ということだった

秋山仁の放課後無宿』朝日文庫

『【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より』

多くの人は
陽の当たる場所で
目立とうと努力する

陽の当たる場所も
陽の当らない場所も
同じ大地であることに変わらないのに。。。

むしろ、陽のあたらない場所でこそ
一生懸命もくもくと努力していると、自分自身が輝き、
いつしか、人が集まってくるものである

どんな立場にあっても
腐ることなく、目の前の人を
目の前のことを大切にしていく

そして

人が見ていようといまいと、
関係なく
常に最善を尽くす生き方はかっこいい