アピールとパフォーマンスの微妙な違い
今日から9月ですね。。。なんかスガスガしいです。
さて昨日”馬券は買わなきゃ絶対に当たらない”と書きました。これは心底そう思っているからなのです。
私は若いときは(今でも少しそうですが)引っ込み思案で口ベタでした。喩えて言うならば一生懸命馬の研究を重ねて考えて考えてさあ買おうと思ったら窓口が閉まってもう出走していた。。。という感じでしょうか。。。
2つ大きな出来事があります。
1つは間違えて外資に入ってしまって最初の出張で英語の上手い人と2人で本社に行った時の事です。(その方は残って今は取締役になっています)
いろいろな会合で2人で出るのですが相手が誰も私の事を見てくれない。。。まあ私も英語は(その頃でも)自信がない方でもないのですが何しろ彼はずっと英語の環境にいたので場慣れが全然違う。。。アピールが上手いのです。ジョークも言うし。。。で日本人の悪い癖で普段はそこそこ出来ても上手い人がいるととたんに何もできなくなってしまう。。。この時の疎外感が今に大きく影響しています。
もう1つは口下手を治そうと91年に江川ひろしの500人の前でも話せますという教室に通いました。。。結構水が合って1年以上通っていたでしょうか。。。
この最初の3ヶ月のクラスの打ち上げの2次会の時です。引っ込み思案で恥ずかしいがり屋なのですがしきりが嫌いでもなく照れ屋でも目立ちがりの私は幹事役で新橋のたまーに行っていたスナックに行こうという事になりました。
口上は1人5000円で大丈夫だからと言って飲みました。私のボトルもなくなったので新しく入れました。
でお会計の段になると思ったよりも高い。。。この頃のボトルは今からは信じられなく高く1万5千円くらいしてました。
で幹事なのでまあ5千円づつ集めてそしてボトル代は自分で別に払いました。でこういうのを恩着せがましく言うのもなあって感じで。。。
ちょっと不安だった部分も正直ありましたが。。。
それで忘れた頃にそのお店に行ったらボトルがほとんど残っておりませんでした。店のママに聞くと”ああそれは前に一緒に来られた方がお連れさんと一緒に飲まれてましたよ”と。。。多分割り勘で私が自分のボトルを入れて置いたセコイヤツと思われたのでしょうね。。。
まあどこにでもある他愛のない話なのですがこれは”やっぱり黙っていても判ってくれるだろうでは駄目なんだな”と大きな教訓となり今でも生きています。
件の教室は結局半年くらい続けたら最後の代表に選ばれホールで500人くらいの前で発表しました。あまり緊張はしませんでした。そしてまあ賞をいただいてその後無料の特待生で続けました。
でも結局学んだのはテクニックなどというものはなく、何を伝えたいか、どうすれば伝わるかを真剣に考えることと準備の大切さだけでした。。。でもどんなに準備しても(プレゼンでも演奏でも)当日は70%くらいしか発揮できないので、それであればトータルのマスを大きくする為にあれやこれや反芻しています。そうすれば70%も大きくなると思っているからです。
その時のメンバーとは2人だけですがもう17年、付かず離れず続いています。
まあ歳取って少し怖いものが少なくなってきたというのもあるでしょうが(爆)。。。
パフォーマンスについて書かなかったですね。この差は微妙でどう思われるかよりは自分がどう信じているかの違いかなあと思っています。。。一応自分の結果には責任を持ちます。
と今日は真面目に書いてしまった。。。ガラにもなく(照れ笑い)