重大事故が起きる時-ハインリヒ

ウチのハーバーは格安なので陸電がありません。

ですので冬はセイリングはまあ覚悟を決めて。。。それでも天気が良い日が多いですね。それでもう一つの楽しみはナイトステイ。。。でも寝る時は何もない状態で寝袋でそれまでは電気がないのでファンヒータみたいなものも使えずに(Wが高いので直流12Vをインバータ変換しても無理)ですので外で発電機を回すかガスストーブになります。

私はガスストーブを使っていました。イワタニの屋外用の小さなカセットですが。。。
でもこれは親友に言わせると一番危ないそうなのです。毎年マリーナで1人くらいはこういう一酸化炭素中毒で死んでいるそうです。で温まるので空気は上に行きますが二酸化炭素CO2と一酸化炭素COは下に沈んで除々に下から溜まっていくそうです。ヨットは気密性が高いので。。。

でCO2は頭が痛くなったりするので判るのですがCOはいきなりコトンと気持ち良く落ちてしまってそれっきりあの世に行くのだそうです。怖いなあ。。。まあ私は酒を飲むので寝そべって飲めないので助かったのかもしれません。でも本を寝ながらだと危なかったかもしれません。

まあ事ほど左様に重大事故はいくつかのパラメータのマージンの少なさが重なった時に起こりますね。三つ以上でしょうか。。。

●エンジンが止まった、風が激しく吹いて流されている、夜になってしまった。。。厳しいですね。アンカーも効かずに浅瀬に打ち上げられ座礁して横転沈没

●人が落ちた、誰も見ていなかった、救命胴衣は着けていたが水温が冷たい。。。体力が落ちて溺死

●海が荒れてきた、目的地の食事処に予約をしていて無理に行った、燃料タンクの中の軽油が揺れてエアを噛んで止まった。。。横波を受けて転覆

GPSを積まずに島を目指した。濃霧で見通しが悪く島影がない。太陽も見えない。気持ちがパニックに。本当に空間認識失調になりそうになった。2次元でも。すぐに引き戻せば被害は少ないですが。。。極端には0度を目指せばどこか日本列島には戻れる。

●これは私の話、無理して一人で早朝から保田を目指しましたが風が強くまた慣れなくて予定した時間より3時間余分にかかり冬だったので目の前まで来て日没。定置網と蛸ツボと岩礁があるのを知っていたので一瞬頭がパニックになりそうになりました。しかし知らないとそのまま行って事故だったでしょう。幸い対岸に知っているマリーナがあったのでパニくりませんでしたが(苦笑)夜は兎に角怖い。

●もう一つ自分の話、相模湾で熱海からの戻りでコンパスの目盛りの単位を間違えて長時間走った。ちょうど東京湾と大島の中間で何も見えない。この時も相方が前夜の深酒と船酔いでマグロになって役に立たずに風が強く舵が効かずに波で船が曲がりワイルドジャイブの嵐。。。あのブームの120度くらいのドカーンという返しの音は今でも怖いです。フックが飛んだらアウトでした。また舵を切っても曲がらなく目の前に障害物が。。。

●それ以外に書けない話が一杯あります。私の90年代に隣に留めていたボートもそんなんで家族全員亡くなりました。

●病気も免疫力が落ちている時になりやすいですよね。ガン細胞とか。。。その後ろには無理やストレスがあるのですよね。
やはり無理をしないで過ぎたるは〜を気をつけてゆとりを持って明るい日中に明るくやるのが一番なんですね。で疲れたら布団引っかぶって早く寝る!

っていつも飲み過ぎているんですけど〜。。。(爆)
って今日は恥ずかしい話でした。