ランバード・ストリートの思い出

これは前に書いたか忘れましたが実際の話です。ランバード・ストリートは最近こそはあんまり見ませんが一昔前のサンフランシスコの旅行のパンフレットに必ず載っていたお花畑の坂を道路がクネクネしながら曲がって下りてくる通りです。


92年くらいに元IBMの上司と出張に行った際に彼の昔からの友人ということでサンフランシスコで結構大きい弁護士事務所を共同経営している初老の紳士のところへ2人で遊びに行ったことがあります。ビジネスが終わった最後の晩です。

このストリートの中腹の右側に彼の家はあり大きい洋館の3階建て。中に通されるとそこはもう映画の世界でした。壁にはびっしりとピカソだとかダリだとかなんちゃらのモノホンの絵画が飾られ、見たこともないようなものすごい大きさの大型犬で犬種が違う4匹が部屋の中をワサワサやっているし。。。もうこれだけでもうゴッドファーザーみたいな感じでした。しかし犬くさい。。。犬は人なつこく大きいのに大人しくそしてベロベロ舐めてきて。。。でその紳士は生涯独身なのでベッドなんて簡単なもので私は犬のベロベロの中でソファで寝ました。

すると。。。天井が総ガラス張りで掃除が行き届いていて星空や月が見えるのです。
いやあロマンチックだなあ♪でも臭い(涙)

結局寝たような寝ないような夜が終わり朝に歯を磨いていました。この洗面台もまたデカいんだ!これが。。。で何気に興味が湧いて、鏡を少し開けてみました。

驚きました。日本では見たことのないようないろいろな種類の薬が大きな鏡の裏側にびっしりと。。。
初老の男が一人で生きていくにはこういう薬が必要なんだなあというのとお金があってもこんなスゴイ家でも果たして幸せなのだろうか?と。。。

いやあアメリカのケタ違いさを見せ付けられた感じがしました。
サンフランはフィッシャーマンズワーフのカクテルシュリンプが大好きでルービととても合っていました。最近はとんとご無沙汰です。この少し向こうのサウサリートという港町も風情があって冬に暖炉があるホテルに泊まった時はずっと蒔きをくべながら人生を考えておりました♪朝にハーバーに行くとこれまた見たことのないような大きさのヨットが泊っておりましたがな。。。