MBAと非MBA

私はMBAは持っていません。必要もないなと思ってました。30代までは。。。
私達の頃は日本ではMBAは取れなかったので必然的に海外に行って取るしかありません。そんな財力も、気力も英語力もありませんでした。

実際はMBAのすばらしさは(心の中では)認めていてもどうも英語の部分だけが強調されて”所謂英語屋さんに日本の仕事ができるの?”と思っていました。これが大きな誤りだったと思うのが今の心境です。

外資にいる限り英語力はコミニケーション手段としてMustですし、MBAは何よりも論理的思考法が訓練されているための必要条件を担保するものとしてはこれも明白です。

もう50歳になってしまったのでこれから老後の十分な生活資金をきちんと準備してもしそれが出来たら何歳でも良いのでMBAを取得しようと思っています。これはもう収入には関係しないですが人間として生まれたからならではの思考法をきちんと勉強したいと考えているのでいわば自己満足かもしれません。個人のブランディングかもしれません。それでもいいのです。日本でも海外の大学でもどちらでも構いません。英語も勉強していますがこれも新しい境地が見えてきました。よく1000時間真剣にやると変わると言いますよね。途中途中に何かステージ超え(Breakthrough?)を感じます。

そういう意味ではいつになっても勉強する気になりさえすれば年齢ではないと本当に思っています。

最近はMBA取得者で戦略系コンサルティング出身の方が各事業会社で活躍されていますね。マッキンゼーやボスコンやベインやブーズアレンやADL、ATカーニーなどなど。。。
まあ数から言えば圧倒的に少数の確率なのでしょう。。。何回か一緒に仕事をしましたがその集中力やハードさは比較になりません。(能力はいうまでもなく)ここで鍛えられて理論だけではなく人格や立ち居振る舞い、他者への感情面での配慮などが出来る人が事業会社でも高額で生き残っていけるのでしょうね。慨して日本の有名大企業に入った人間は最初はとても優秀ですが次第に(その会社内での生き残りの論理に同化して)一回も転職したことのない人は競争力がなくなっていくと感じています。これは日本の今の状況にも通じていますね。