気まぐれンなエンジン

なんかバタバタしてすっかり更新できませんでした。
世の中の事象には必ず因果関係というかトラブルには必ず原因があります。でも身体に限っても原因はあるのでしょうが見えにくいのも事実です。

ただメカに関しては人間が作ったものですから基本的には交換すれば直ります。勿論当たり外れや相性なんていうのも存在しますが極端な話全取っ替えすれば勿論リセットです。

さてさて私の今のヨットは齢26歳になるおばあちゃんヨットですが造りがしっかりしているのと走りは昔の船だけあって実に質実剛健です。逆に言うと今風でなく女性の受けは良くないと思います。トイレも個室でなくてカーテンです(笑)

湘南でBad Boyという結構有名なレース艇だったそうですが1年だけ前のオーナーが譲り受けその方が船外機だけの仕様の船を自分でマウントを作って穴を開けてヤンマーの1GMのセイルドライブの中古エンジンをセットしたのはいいのですが忙しくなったそうでそのまま完成せずに格安で私のところに参りました。(実は中古エンジン代だけ)

自分で配線、配管、ギア等も設置は当然できないのでプロの手に。。。

これは船底塗料を塗る前です。ここの後ろの穴から海水を取り入れます。


で最初の1ヶ月は出航してすぐに水温アラームが鳴るというトラブルが続きここは私の手に負えないので作業をしてもらったところに持ち込んで。。。どうも吸い込みの水量が足りなくて冷却できずにエンジンの温度が上がってアラームが鳴って。。。ひどいときには焼きついてオシャカになります。
結局インペラとサーモスタット交換をしましたがどうもしっくりこないのです。
行きは鳴るのですが帰りは大丈夫とか。。。仲間からは船底に貝などが付着して取水口が狭くなっていて航海するとそれが取れて大丈夫なのだと。。。

それからしばらくは出航前に取り入れ口のホースをハズして息を吹き込んでボコボコって船底からの音を確認してから出航出航♪この穴を確保するためです。

そうしてそういうこともしなくなって2ヶ月。。。ほとんどエンジンの信頼感が増していた矢先に。。。この前の土曜日にるみいちゃんと(男性)と乗っている時に鳴りました。まいったなあ。。。日曜日に悪戦苦闘しましたが排気管からの水量が明らかに少ないです。

iPodは調子悪いしデジカメも。。。なんか気が滅入る。。。ブログも更新できませんでした。
で気持ちが悪いので今日は仕事をサボって朝よりイジリー三昧。。。入り口から順を追って一つ一つ追い込んで。。。でインペラ、パッキン交換、サーモスタットを掃除して一応分解できるところは分解して。。。自分がエンジンをイジルなんて初めての事です。チャリンコ用と楽器運搬用のチェロキーなんてこの間車検に出したらラジエータ液ドロドロのまっ茶でした(爆)

話が長い。。。それでいろいろと自分なりにやっても駄目。。。
自分の結論は取り入れ口の水量が足りなくて水温センサーが感知するギリギリのところでやっていたのかなあと。。。抜本的には取り入れ口を増やすために船体に穴を別に開けて2系統にしないと駄目かなあと。。。またお金がかかる。。。

結局最初のエンジン代の4倍使ってしまっています。でも安全には変えられない。。。春はもうすぐ。早くシングルでの保田番屋のリベンジをしたい。。。

結局修理にお金を使ってオートパイロット(一人で操船する時に舵を電動で動かす優れモノ)も買えないので原始的なヒモで固定するのを取り付けました。でも原始的ですが侮れない優れモノなんですよ。。。最悪電気がダメになったら頼れるのはこの娘しかいません。原始的だからこそ安心安全なのです。。。