トヨタ2011年メド、200万円を切る新型ハイブリッド????インサイトの2年遅れ

ホンダのインサイトが絶好調ですね。月間に販売目標の3.6倍受注しましたね。
これは大ヒットです。2月5日の発表日の前のブログにも書いた通りです。

http://d.hatena.ne.jp/satokazu116/20090205

エントリが189万円で実際の購入者の平均購買単価(ASP)を見てみないとなんとも言えませんが恐らくアップセリング、クロスセリングで実際は200万円を大きく超えるとは思います。ですが189万円の衝撃と割り切りとこの経済状況とのマッチはすごいですね。スリ併せ型の大型設備産業ですから計画してもはいすぐに3ヵ月後とはならないのですからこのホンダの破壊者ぶりはスゴいです。ホンダの営業店だけでなく開発者、社員みんな盛り上がっているでしょうね。。。

ここにもイノベーションのジレンマの証明とキャズムの谷を越えた感じがしますね。

対してトヨタもやっとハイブリッドで利益が出てきた成功体験を、利潤をみすみす壊したくない。。。気持ちは判ります。しかしここで2011年の発表をしなくては「トヨタは何をやっているんだ?」というプレッシャーがあったのですね。でもこれはホンダの勝ち、価値を認めてしまっていることに他なりません。

重要なのは2011年までにまだ後2年もあるということです。勿論大トヨタですからこの5月の新型のプリウスの価格も大きく調整するでしょうしこのモデルの性能を見てみないとなんとも言えません。価格が高くてもそれを上回る性能、デザインがあればプライスパフォーマンスが高くなります。まだまだ日本はお金持ちですしトヨタというブランド力があるので結構は行くでしょう。しかし2年先の方向性を明示しただけに今度の新型は少し「鬼っ子」的な感じがして少し不憫です。それと現行型もかなりディスカウントして併売という無理もしています。後手後手感は否めません。こういう小さいほころびが後々ボディブローのように効いてくるのですがまあ大トヨタですからね。。。キャッシュの金額が違います。それとこの2年間は今よりももっと死に物狂いでコストダウンをして販売店値引きかあるいは価格値下げの改定をやるでしょうね。どうやら普及のラインがエントリ199万円以下ということがハッキリしたので新型のプリウスのエントリ205万円というのも少し。。。でも排気量や装備が違うので勿論これも相当無理をしているのでしょうが。元々は250万円くらいだったので。。ここは安全装備以外はハズしてエントリ198万円(古いダイエー商法ですが)にしてアップセル、クロスセルを徹底的にやるトレーニングを施す。。。こちらの方がインパクトがある感じがします。どうせ最後はあれもこれも付けて大幅予算アップなんて良くある話ですが。そういう国民性なんだから。。ポテトもいかぁ〜スかぁ〜。。。でもここのマインドも潮の変わり目、潮目なんでしょうね。

しかしそれよりは毎回苦言を呈している日産君ですがゴーン君のハイブリッド嫌いにより見る影もありません。まあディーゼルから電気自動車に一足飛びというのも半導体の次世代開発で1つ先を諦めて2つ先に取り掛かるというのは過去にもやってきた常套手段ですがはたしてそこで巻き返しができるのか???今の流れを見る限りでは厳しい感じがしますね。

今日は久々に少し真面目に書いてみました。