レッテル

まあ些細な話ですがネット系のオークションやアマゾンの中古本の出品者に評価のシステムがありますね。これは顔の見えないネットだけにこれを頼りに取引をしますので価格形成に大きな影響を及ぼします。ですので皆さんここには相当気を遣いますね。

Yahooオークションは相互評価なので抑止力が効いています。一方的に悪い評価を付けると報復評価を受けるので比較的大人し目というかまあ実態よりは良い評価が付いています。それだけに悪い評価が沢山あると致命的です。でも中には確信犯で荒らしみたいなものもあるのでそこは要注意ですね。

それに反してamazonマーケットプレイスでは出品者側しか基本的に付きません。勿論購入者にも評価を付けることができますがそれによって出品者側の対応が出来ないのでこれはあまり相互作用は働きません。

私はどちらも気を遣い悪い評価が付かないようにスピーディに連絡をしきちんと(女房が梱包し)連絡をきちんと入れています。随分長い間この良いの評価を続けていました。

しかしあるNT○出版の方からの注文で佐々木俊尚氏の「フラット革命」の注文がありました。一度しか読んでいなくて綺麗でしかも同じ対応なのに「ありがとうございました」評価3(1-5段階で5が最高)この本は新聞、出版、マスコミも含めて最終エンドユーザがインターネット革命によって情報元にフラットに近づけるようになってますます今までのヒエラルキーが劇的に変化してパラダイムシフトしていくという内容の本です。何か解せませんでした。何故3なのか。。。そうすると次からは「大変綺麗な本でした」4とか中には

コンディション: 中古商品  良い
出品者のコメント: 中身は綺麗ですが表紙に小さいシミがあります。

という本では「本状態が悪かった」2という始末。これもそんなに悪い状態でもないと思いますし値段も定価の半額以下なのですが。新刊で出たすぐ後で。。。「フェルミ推定-地頭力を鍛える」という本でした。

で傾向的には「ありがとうございました」4というのが付くようになってすっかりもう出品をする気持ちが失せてしまいました。

これって一旦悪いというレッテルを貼られてしまったらもうこの人は悪いと付けても大丈夫な悪い人なんだというレッテルを貼ったことになるのでしょうね。やっていることも本の状態もずっと同じなのに。。。

これは非常に些細な例ですが実生活でも同じような例がいくらでもあるのではないでしょうか。。。特に日本人は陰湿な部分がありチャレンジして起業して一回上手く行かなかった人をもう「人生の落伍者」というレッテルを貼ってその再起すら許さないというか皆で足を引っ張ってしまう。。。

年齢に関してもそうですよね。これは個人差があるので一律に論じられるモノでもないのにあるポジション以上のエクゼクティブはOKでそこまで行かないとリストラの対象にされてしまう。。。アメリカのSeniorityやAffirmative actionの方がまだ合理的だと思います。

まあどんなレッテルでも気にならないくらい自己を確立したいものですね。

もうこんな歳ですから警察も対応がとても良いです。でもこれは普通のおじさんだからでこれで犯罪者にでもなってしまえばもう悪いことをやった人という大義名分が働き相手から実態以上に相当厳しい対応をされるのでしょうね。留置所とかご免被りたいですね。。。