買収劇
私が90年代に居たコンピュータ会社がソフト会社に買収されました。
ここは圧倒的な価格性能比の優位性において一時期太陽のように輝きました。そしてそれを後押しするかのようなインターネット時代の幕開け。。。
しかし汎用機やミニコンを蹴散らした時代の寵児も同じようにインテル/マイクロソフト系のPCやPCサーバに市場を奪われ2001年のITバブルが弾けた後はジリ貧状態に陥りました。毎年2回以上のリストラを繰り返しおよそ人心では会社の体をなしていませんでした。
しかしこれは彼らが能力がないのでもサボっているのでもなく競争のルールが変わってしまったので仕方がないですね。(今もルールの変わり目だと思います)
私の友人達も積極的/消極的に会社を去っていきました。先週末24日も大幅なリストラで大勢の仲間が去りました。そしてこれでも終わりではないようです。
ネットの記事を見る限りではおおむね好感を持たれています。しかしどうなのでしょうか。。。経営者同士が仲が良いとか親和性があるとか言われていますが果たしてそうでしょうか。。。
買収された会社のユーザーベースとソフトウエア資産と開発者は魅力的です。しかしハードは特殊なチップを使っているのでその継続的開発に莫大な資金がかかりますしシェアも10%くらいだと思います。
マルチプラットフォームのソフト会社が残り90%のハードベンダーを敵に回してまでここを死守するとは思えません。
早晩ユーザーベースの囲い込みが終わったとたんに人間とともにハード部門は放出されるかもしれません。
もしくはそのX86系のハードでメーカー直販で名を馳せた(私が次に行った会社)も買収してフルラインナップでIBMやHPに真っ向勝負するか。。。
負けず嫌いの経営者ですからそれも十分に考えられます。
なんたってヨットレースもやるとならばその個人資金力で100フィートのトリマラン(胴体が3つあり理論的に一番速いと言われています。MAXで50ノットオーバーの世界に突入しています。風だけでですよ!)を作って自分で舵を握っているのですから。。。
100フィートのトリマランは幅も100フィートあり100X100フィートの大きさなのです。とても信じられません。
この生き馬の目を抜く熾烈な業界の合言葉は。。。
Have Lunch? Be Lunch?
食うか食われるかなんです。って食えない業界と連中だなあ(爆)