47年前のつめきり

先ほどトラベルバッグを整理していたら随分昔におやじが使っていた爪切りが出てきました。Broadway-Made in USAとあり小学校の2年生の時に2年半くらいブラジルに赴任していた時に持ち帰ったものです。1963年くらいですね。

おやじは某製鉄会社の技術者でサンパウロの近くのウジミナス製鉄所の建設の技術員として2年半現地に駐在してきたのでした。今から47年前なので1ドル360円で海外出張もまだほとんどなく日本とブラジルでそれぞれ給料をもらっていて倍だったそうですからここでやっと貧乏長屋から脱出できたのだそうです。中には向こうで愛人を持ちそこから通うという散財をした人もいたようですがおやじは違ったようでした。

小学校の5年の時に戻って来た時には知らないおじさんがいた感じでした。お土産の写真の幻灯機にはカラーでブラジルの花や海や建物が原色でとても綺麗で若い10代のハーフの娘の肌が下が少し浅黒くて表面が透き通っているように白かったのを覚えています。

ここから少し海外に目が向いたのかな?まだアメリカ万能の舶来指向でしたよね。

で少しはゆとりができたそうでここから車(パブリカ)とカラーTVと電子レンジがすぐに届きました♪これから高度経済まっしぐらというところです。