だんだんダメージが

福島第一原発。1号機、3号機、2号機に行くにつれだんだん被害が大きくなっています。
建屋も1号機よりも3号機の破損が大きく2号機に至っては格納器も破損したようです。4号機は休止中ですがここも火災が起こりました。3号機はプルサーマルで新しい炉心ですがそれも同じ状況になったようです。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51688387.html

この大前さんは末娘のBBT大学の学長ですが(そんなことはどうでもいいですが)以前は原子力技術者ですが言っていることが理にかなっていますね。13日にUstreamで放送した時は少し回線が安定しませんでした。

今のところ

スリーマイル<福島第一<チェルノブイリの具合だそうですが今後の予断は許しません。日本は用地取得の交渉が厳しいですが一旦OKが出ると一気に作ってしまったので同じ場所に6基もあるのは信じられないということでした。東電はこれだけ汚染してしまったので農作物や海産物は無理でしょうからそういう今後の補償は1民間では厳しいと思います。どうなるでしょうか。少なくともこれで日本はアメリカと同じように国内に原発を作るのは不可能になるでしょうし輸出も(自国で利用していないくて安全確保ができないものも)無理なのでこの分野は凍結になるのでしょうかね?後は収まってコンクリで固めて。。。残りの稼働炉もどうなるのでしょうか。。。



今回は津波が想定より大幅に大きく外部電源が壊滅したり原発内も水浸しやら通常では起こらない事がいくつも重なっていますがバックアップのディーゼル2基が2基とも駄目というのは2基を同じもので用意すること自体が設計思想に問題がありますね。電源車が50台規模で行って使えたのが1台というのも信じられません。予備電源が8時間しかないのであれば対処も違っていたと思います。

まあ外から評論しているのもどうかとも思いますがそれにしても原子力はバルブをやっていたのでそのSPECが極端に厳しく敷居が高いのは分かってるのですが設計、運用、危機管理に関しては平和ボケしていたとしか言いようがありません。必死に対応に当たっている方々に関しては応援をしております。決死の作業だと思います。

今回は池田信夫さん、早野龍吾さんのTwitter,岩上安身さんの番組の中での東芝の元原子炉設計者の話や大前の研ちゃんのUstream等を見ていたら素人なりに問題も大体分かりました。大前さんがMITで原子力の研究をしていた時に誤って核燃料を飲みこんだことがあり半減期が50年なのでまだ核反応していますが大丈夫ですよ。と笑い飛ばしていたのには笑えました。

まあでもここまで来たらそろそろ原発に捉われないで本来の被災者の救援活動に目を向けないと。。。放射線レベルも今回はそんなに大したことはないと思いますので。。。でも原子力政策はこれからは。。。