シングルハンド-リーフ(縮帆)のシステムを作りました

私は海歴20年(陸に上がっていた時もあったけど)ですがヨット歴4年、シングルハンド歴6ヶ月のまだまだ駆け出し中年(中高年?)ヨットマンです。
2人でやるのは大分慣れましたがシングルはまだ全然ですね。いきなりフルセールを上げて風が吹いてきて怖くなったら全部下ろす。。。そういう芸しかまだできません(涙)なによりも直進安定性がちょっとなので舵を放してどうのこうのという余裕がまだ全然ありません。

昨日別件で佐野造船(チーク張りや木造船の製作で有名な)にお伺いしまして佐野兄弟としばしお話をさせていただきました。温和な顔立ちの兄弟はこんな温厚で人格者がいるのかと思えるほど独特のオーラがありました。

そういう彼らが言うのは一人でロングクルーズをするには如何に舵を持たなくても進む時間を取れるか?オートパイロット(以下オーパイ)おっぱいじゃないよ(爆)できちんとコントロール出来る直進安定性の良い船を選ぶかどうか。。。私の船のようなジャジャ馬はオーパイはそもそも不向きだそうです。調整角度もオーパイは少ないし。。。

ツワモノはオーパイに任せて寝ながらも目的地に行くとか。。。それと夏は夜が涼しいので起きていて航海して昼間に睡眠を取りながら進むのだそうです。まあ近海ではないですが。。

そうかあと。。。私のY26S改のような昔のレース艇はロングクルーズには不向きなんですね。ハヤシの28あたりをいつか買いたいですね(微笑)

さてそういう中でもなんとかティラータマーという舵を原始的に物理的に固定する道具を付けて。。。これで随分とラクになったので次はリーフシステム。。。風が出た時に素早く縮帆ですね。後ろはそれが付いています。後は前と真ん中を如何に素早くするか。。。


作りましたがな(笑)ヒモ付けただけですが(爆)ハズれないように両端をエイトノットで結んだだけです。

これはワンポン用のシートが前から3本、後ろはシステムになっていてブームを貫通して手元で操作できます。リーフしなくてはならない時って風が急に上がってヒールしてまさに余裕がなくドタバタするのです。それでメインハリを切っても風の力でセールが降りてこないのです。ですのでこれはセールを引っ張る役目もしています。均等に引っ張る。そして小さくなりさえすれば傾きも少なくなり安心してマストまで行って固定できる。以前はこれでスライダーを2個壊しました。


これがワンポンした状態。これで張れば出来上がり。上に2ポン用のシートもあります。前にフックで結わえているのは見えませんがワンポンが左、ツーポンが右になっています。

これは2ポンのシステムで青のラインです。今は1ポンで赤のラインは写真では後ろに隠れて見えませんが手元で引っ張るだけで簡単に固定できる優れモノです。

後はメインハリに赤のマジックでワンポン、ツーポンの固定位置を記入しようと思っています。これだと降りていなくてもここで固定しておけば前で一回で位置決めが出来る。。。

今後はシングルのロングのディフォルトはレギュラージブに1ポンメインにしようかなと。。。元々レース艇なのでマストが高くてセール面積が大きく私の技量では。。。でも1ポンでも普通のクルージング艇くらいのセール面積があります。

さてこれを週末の海で試してみよう♪なにっ!ヒマだって(爆)そう4月13日から忙しくなるのでそれまでの命なのよん(苦笑)